シトルリンの成分内容と効果について
目次
テレビの健康番組等でも見かける事が多い成分「シトルリン」。
シトルリンは精力増強効果があると言われる事が多いですが、はたしてシトルリンとはどの様な成分であって、精力増強効果とどの様な関係があるのかを解説していきたいと思います。
シトルリンは1930年にスイカの果汁から発見されたアミノ酸の一種です。
シトルリンは元々「医薬品でしか使えなかった成分」でしたが、2007年から日本ではサプリメントを始めとした健康食品でも使える様になりました。
また、1998年にはノーベル賞に一酸化窒素(NO)が取り上げられて、一酸化窒素を作り上げる成分のシトルリンが脚光を浴びました。
※動脈硬化症とアルギニン、シトルリンから情報を一部抜粋
当サイトでも参考にさせて頂いている書籍「ヤル気が出る!最強の男性医療」の中でもシトルリンが多く含まれているスイカについて、小玉スイカ(直径が平均20cm、重さは約1.5~2㎏)を半分食べるのとED治療薬を1回飲むのと、同程度の一酸化窒素(NO)生産が期待出来ると言った情報が載っていました 。
また、「健康関連のテレビ番組」でもきゅうりにはシトルリンが含まれており「血管を広げる働きをする」と放送していました。
ノーベル賞を受賞した「一酸化窒素(NO)」ですが、この一酸化窒素(NO)は精力増強効果としてとても大きな役割を担ってくれます。
生体内で合成され様々な機能を持つ窒素酸化物の一種で、血管拡張作用があります。
※医学用語解説から情報を一部抜粋
この「血管拡張」と言うのは血管を柔らかい状態にして、血管を広げて血液を流れやすい状態にする事です。
精力・性欲・勃起力との関係としては、血流環境が円滑であれば健康で元気な状態である為、精力や性欲の高い体調を作る役割を担ってくれます。
また、ペニスに通う血管の血流を円滑にしてくれるのは、元気な勃起が出来る状態になります。
体内の血流環境が円滑でないと「疲労感の蓄積」「栄養が行き渡らない」と言った不健康な状態を徐々に作り上げてしまいます。
その結果、徐々に「精力・性欲」を高める余裕の無い健康状態に陥ってしまい、同時にペニスの血流環境も鈍化してくると、勃起力も低下してきます・・・
シトルリンの重要な役割「一酸化窒素(NO)」の生産過程を解説
シトルリンによる血流環境を円滑にする一酸化窒素(NO)の生産について詳しく解説していきたいと思います。
体内で一酸化窒素(NO)を生産する働きを「一酸化窒素(NO)サイクル」と言います。
このNOサイクルは、シトルリン以外にも「アルギニン」と言う成分と一緒に活動しながら、一酸化窒素(NO)を生産します。
NOサイクルは、血管の内側の血管内皮細胞内で行われ、一酸化窒素(NO)を生産しています。
そして、NOサイクルで生産された一酸化窒素(NO)が、血管を拡張させて血流を円滑にする役割を担ってくれます。
※シトルリン代謝工場研究会のセミナーレポートから情報を一部抜粋
シトルリンとアルギニンで一酸化窒素(NO)を生産する
一酸化窒素(NO)を作るNOサイクルは、「シトルリン」と「アルギニン」が変換されながら一酸化窒素が作られています。
NOサイクルは体内で変換される動きがずっとループされています。この時、アルギニンがシトルリンに変換される途中で一酸化窒素(NO)が生産されます。
シトルリンとアルギニンは一酸化窒素(NO)を生産する上でどちらが大事?
シトルリンとアルギニンが一酸化窒素(NO)を生産する働きの中で、精力剤を選ぶ上で下記の悩みが出て来るかと思います。
「シトルリンとアルギニンどちらも取れる物でないといけないのか?」
「シトルリンとアルギニンどちらか一方を取った方が良いのか?」
と疑問になってしまう方も多いかと思います。
まず一番のおすすめとしては、NOサイクルの動きを考えると、シトルリンとアルギニンは両方摂取した方がおすすめです。
シトルリンを摂取する事で、血中アルギニンレベルが上昇して一酸化窒素(NO)の生産量が高まります。
※シトルリン代謝工場研究会セミナーレポートから情報を一部抜粋
シトルリンとアルギニンは、一酸化窒素を生産する為に相乗効果の高い成分なのです。
シトルリンとアルギニンどちらか1つを選ぶなら?
シトルリン・アルギニン両方配合された精力剤は、「料金が高い」「両成分の含有量が分からない」等の理由で躊躇してしまう方もいるかと思います。
そこで、「シトルリン・アルギニンどちらか一方を摂取するならどっち?」と言われるならば、シトルリンの摂取を優先的にする事を当サイトではおすすめしたいと思います。
理由は「シトルリン・アルギニン」両成分共に食事で摂取可能な成分ですが、シトルリンの方が食事では摂り辛いからです。
シトルリンはアルギニンを作ってくれる役割もある
シトルリンとアルギニンどちらか1つの摂取を選定する場合、「アルギニンからシトルリンに変換される前に一酸化窒素(NO)が生産される為、「アルギニンだけ飲めば良いのではないか?」と考えている方も多いかと思います。
確かに内容としては間違っていない様に見えますが、実はアルギニンは、摂取してもほとんどが外へ排出されてしまいます。
一方シトルリンは、体内でアルギニンに変更された際にアルギニンを直接摂取した時よりも濃度が30~40%も高い状態で摂取出来ます。
その為、シトルリンを飲む事で濃度の高いアルギニンを摂取する事も出来ます。
シトルリン1日辺りの摂取量とおすすめの食べ物とは?
上記の表は、公益社団法人日本生化学会が公表した「シトルリンが含まれている食べ物」と「1日辺りのシトルリンの摂取量目安」です。
1日辺り800mgが摂取目安ですが、800mgを「食べ物だけで取るのは少々厳しいのでは?」と思います。
例えばシトルリンが最も多く含まれているスイカの含有量を見ても、100g辺りに180mgのシトルリンが入っていますが、800mgのシトルリンを取る為にはスイカを400g以上毎日食べなければいけません・・・
ニンニクに至っては、毎日290個も食べるのは物理的に不可能です・・・
一方、アルギニンに関しては、シトルリンに比べて一般的に食事である程度の含有量を摂取するのが楽かと思います。
その為にも、精力剤でシトルリンを摂取すると言う事が必要になってくるのかと思います。
ただ、食事でも大なり小なりシトルリンが取れると言う事も事実です。
その為、上記に記載している食品を日常で意識しながら取ってみる事をおすすめします。
シトルリンによる副作用とは?
精力増強効果の大きなサポートを担う成分シトルリンですが、精力剤で摂取する事で副作用があるのでしょうか?
精力剤の容量を守っていれば特に副作用が起きる可能性は低いかと思います。
ただ、過剰摂取による副作用が起こる可能性は高い為、飲み過ぎには注意です。
また、シトルリン配合の精力剤サプリメントを摂取すると言う事は、食事でシトルリンを摂取する事と同じです。
食べ物は相性によって、副作用を起こしてしまう方もいますが、精力剤サプリメントも同様です。
その為、万が一副作用を起こしてしまった際にはすぐに病院へ行って専門の医師に見て頂く事を必須として下さい。
シトルリンによる代表的な副作用は以下になります。
肝機能障害・胃痛・頭痛・めまい・吐き気・腹痛
その他、シトルリンは血流の促進を担う為、高血圧で血圧を下げる薬を飲んでいる方は摂取する事を控えてください。
シトルリン配合のおすすめ精力剤
シトルリンの含有量が豊富で、かつアルギニンもバランスよく含まれている精力剤を紹介したいと思います。
おすすめのシトルリン配合の精力剤に関しては、以下の内容を選定基準とします。
・製造工場の信頼性の高さ(厚生労働省が安全性を認可しているGMP認定工場で製造)
・シトルリンの含有量
・返金保証制度が好条件
低価格でシトルリン配合のおすすめ精力剤
「シトルリンを使用した精力剤」の中でも低下価格の商品を紹介したいと思います。
安い精力剤であっても「販売会社の背景が明確的」「製造工場が信頼出来る機関である事」「シトルリンの含有量が豊富である事」は、選定する上で必須条件としています。